炎天や目をやるたび人遠し／上田五千石

　空から雲が消え35℃超えの猛暑日であった。華氏96度超えだ。今でも現役で活動しているジャマイカのレゲエグループのサードワールドのヒット曲に96 Degrees In the Shadeという局があるけれどもそんな状態だった。なんでこの私が知っているかと言へばヒットした当時彼等のレコードを買っていたのです。アナログＬＰレコード盤と言っても今の人には判ってもらえないかも知れないけれど。今一部のオーディオマニア間ではアナログ盤が人気らしいですね。たしかジャケットの絵が気に入って買ってしまったものです。結果気に入ってよく聞いてました。そんなある日何かの配達の兄さんが来て「この曲はなんですか」と尋ねられたので「こいはサードワールドの96 Degrees In the Shadeていうとですよ。」と答えたら「シックスナインかあ」と確認するようにつぶやいてそのまま去って行った。どうしてそのように聞こえたのだろうか。私の発音がよほど悪かったのだろうか。彼の頭の中によく出現するキーワードに引っかかってしまったのだろうか。そんなとこを今でも時々思い出す。

　この真昼の炎天下にサッカー練習している。どうかしてると思うけれども天候を選ばないサッカーではこんな日でもプレーできるようにしておく必要があるのだろうと勝手に納得して眺める。おぢさんにはそんな元気な彼等が眩しい。

写真は6枚あります。