第156回「芥川賞」受賞作、しんせかい/山下澄人(著)新潮社を電子書籍で読んだ。短篇なので短時間で読んでしまうことができる。芥川賞と直木賞どちらも年に二回も発表されている。該当者なしよりも複数人の時の方が多いように思う。出版業界の思惑だと思うけれども乱発だと思う。
正直に言うとこの作品のどこらへんが評価されて芥川賞をとったのか私にはさっぱりわかりません。前回の受賞作「コンビニ人間」とちがい今回は、俳優や脚本家を目指す若者たちの話なのであまり身近な話と思えないせいかもしれません。でも、何かになりたくて何かを始めるためにどうしたらいいのかよくわからずもがいている若者の葛藤がよく描かれた作品だと思います。何か自分にも思い当たることを思い出させる作品かもしれませんね。
直木賞受賞作も買ってはいるけれどもこれはそこそこ長いのでそのうち読みます。近いうちに。たぶんきっと。
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