Le Photographe 三人の娘かしづく生身魂/稲畑汀子 生身魂は「いきみたま」と読む。広辞苑には「【生見玉・生御霊】陰暦7月の盆の頃、生存している父母に祝物を贈りまたは饗食する儀式・行事。またその贈物・食物。」と記されています。写真は、8月16日義父宅で賑やかに花火をしているひ孫たちの図です。 SONY DSC... 2017.08.18 Le Photographe
Le Photographe 秋暑く雲の奔騰なほ続く/中村与謝男 そう言えば、この夏真っ青な空にもこもこもこと立ち上った入道雲を見てないよな気がします。それはあったのかもしれないけれども個人的にはそんな日がなかったように思う。台風NORU(#5)が長崎を逸れて日本列島をのろのろと通過したあとやたらと蒸し暑くなったように思... 2017.08.10 Le Photographe
Le Photographe ツクヽヽボーシツクヽヽボーシバカリナリ/正岡子規 8月になりました。毎日30℃を超える日が続いていますけれども7日には立秋です。まったくもって実感が伴わないですね。二十四節気ではそういうことになっていて天文学的には秋分から冬至前日までを秋ということになっているそうです。台風の季節でもあり少し派手目なアンテ... 2017.08.01 Le Photographe
Le Photographe 夏旺ん木の下に木の落とすもの/布施伊夜子 連日30℃を超える日が続いている。通勤往復ものすごい量の汗が流れている。体重は減るかなと思っていたらまったくもって変化なし。水分補給は十分にしているという事だろうか。そもそも食欲減退ということがないから当然だろう。昼休み30分ほど外に出て虫探しして撮影して... 2017.07.31 Le Photographe
Le Photographe 木から木へ火をつけまはる油蝉/小川朋久 自宅は、山に囲まれた谷底に在り早朝から蝉の大合唱に起こされる。合唱ではないただの大騒音、何の調和も感じられない。特にクマゼミとアブラゼミは暑苦しい。一本の木に何匹いるのか判らないけれどもたとえばそれが一匹だとしても木の数分だけ居るとしたらとんでもない数にな... 2017.07.27 Le Photographe
Le Photographe 視線あふまで青蜥蜴石にゐる/橋本美代子 年に一度は、家の中で青くギラギラ光ったものがパタパタ動いているものを発見する。それはニホントカゲの尻尾だ。家の中に持ち込んでくるのは我家の黒猫くるみしかいない。その不幸な尻尾の主は、家の中のどこかに隠れていることが多い。みつけたらくるみに見つかる前に外に出... 2017.07.26 Le Photographe