Le Photographe 部屋ぬちへ小暑の風の蝶ふたたび/皆吉爽雨 小暑とは、二十四節気の一つで夏至から十五日後のことらしいです。ということで暑中となり、集中豪雨とか起こりやすい時期であり梅雨明けの時期とも手元の歳時記には書かれていました。なあるほど二十四節気とはよくでできた暦です。仔細は、お手許の百科事典などでお調べいた... 2017.07.07 Le Photographe
Le Photographe 青蛙おのれもペンキぬりたてか/芥川龍之介 「おのれも」というところで他のペンキぬりたての物にうっかり触ってしまったかベンチだかに座ってしまったのだろうかとか想像してしまいますね。芥川の虚構演出かもしれないけれども面白い。アマガエルをみつけその肌をペンキ塗りたてと表現されて確かにそうだと思ってしまい... 2017.07.05 Le Photographe
Le Photographe 時を刻む キチキチキチと髪切虫/伊丹哲子 ゴマダラカミキリをみつけた。捕獲した。風貌は怖いけれどもプレデターではない。樹木の皮を好んで食べる。人間にとってミカンの木などを喰い荒らす悪いヤツである。だから捕獲したわけではない。悪の親玉ダースベーダーみたいな頭部と全身武装をじっくり撮影するためだ。じっ... 2017.06.29 Le Photographe
Le Photographe ふらふらとカメラに入りぬ梅雨の蝶/本田晶子 蝶がふらふらと飛んで来て撮影できてしまったことは滅多にない。実際には、蝶をみつけたらレンズを向けて逃げられないようにじわじわっと接近して撮影する。けれどもそんなにうまく行くことは少ない。ほとんど逃げられてしまう。少し大型のアゲハチョウの仲間は、いまだに撮影... 2017.06.28 Le Photographe
Le Photographe 心濁りて何もせぬ日の百日草/草間時彦 千日紅という花もあるけれどもあれは名ばかりで切り花にするとすぐしおれてしまう。けれども百日草は切り花にしても日持ちする。菊の花にも似ているのでお墓や仏壇の供花にされている。だってキク科の花だもの。手元の園芸植物図鑑によると原産地はメキシコ、アステカ族が栽培... 2017.06.23 Le Photographe
Le Photographe 夏至ゆうべ地軸の軋む音すこし/和田悟朗 今日は夏至。黄道が北回帰線と重なった日です。明日から黄道は南回線へ向かって南下します。北回帰線てヘンリー・ミラーの小説ありますよね、南回帰線を読んでわけが判らなかったので読んでませんけど発禁本になったくらいの内容らしいです。北欧は、白夜の季節ですよね。一度... 2017.06.21 Le Photographe