生き返っても、あの世/村上竹尾(著)読了

 なんだか気が滅入るようなタイトルですよね。まったく存知上げない作家さんですが、このタイトルが気になって書籍紹介を読んでみたらかなりキツイ内容のようでした。さてこれをどうコミックで表現しているのか気になりWebの『死んで生き返りました れぽ』を読んでかなり気になってしまったのでこれを読んでみました。生きてはいるけれどもいろいろなことが認識することができないかみ合わない。幻覚幻聴なのかもよくわからない感覚になる。何が現実なのかよくかわからない。こんなこと体験したことがないのでよく判らないのですがそんな感覚を絵にしていらっしゃる。そもそも言語化しにくい部分を絵にするとこんな感じなのかやはり体験した人にしかできないような独特の表現です。「生きている」ことにまったく実感がなく、ともかく孤独にもがいている感じがよく伝わってきました。そう言えば、生きているてどういうことなのか、あまり考えたことがないです。いろいろ考えさせられました。そんな作品です。

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http://ebookstore.sony.jp/item/?contentsid=LT000053101000539053

SONY Reader Store 書籍紹介を以下に引用

一度死んで生き返ったら、死ぬよりツラい世界が待っていた。それでも〈わたし〉は生きる希望を見失わない。pixiv累計閲覧数600万超&総リツイート3万超──WEBで大反響を呼んだコミックエッセイ『死んで生き返りました れぽ』の続編。著者の村上竹尾氏は3年前の春、突然の心肺停止で緊急搬送されました。9つの合併症が判明し、生死の淵を彷徨いましたが驚異的に快方へと向かい、2ヵ月後に退院。その時には「奇跡の人」と呼ばれました。しかし、生き返ったあとには「生」を実感できない世界が待っていました。理解できない視界、読めない文字、空に浮かぶくじら、幻覚に幻聴・・・・・・http://ebookstore.sony.jp/item/?contentsid=LT000053101000539053

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