芒野で言葉のように擦れ違う／馬場民代

　思ったこと感じたことを言葉にしたら判ってもらうどころか場合によっては怒りを買うことだってある。そんなのが面倒で黙っていると言葉にしてもらわないと判らないと言われたり言葉足らずとか散々な酷評をいただくこともある。色々と難しい。理解の方向が違って擦れ違うことも多い。多くの言葉を交わすということは、そんなお互いの言葉の認識齟齬調整作業ということなのだろうか。相手によっては、疲れることもあるし楽しくて仕方がないことがある。このごろ後者が少なくなっていたのはどうしたことだろうか。言葉は通じても話は通じないこと多いなあ。自分のＯＳのバージョンがどんどん古くなっている。そんな気がします。

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