蟷螂の反りかへり見る冬近き/山口青邨

 10月は今日でお終い。さすがに寒くなってきた。立冬が一週間後と迫ってきた冬隣である。カマキリは、交尾の後メスはオスを捕まえて食べてしまうらしいというこは知っていたけれどもその現場を目撃したことはなかった。交尾の後かどうかは定かではないけれども反り返ってしまっているオオカマキリがメスのオオカマキリにバリバリ食べられているという現場に遭遇し撮影することができた。実はこの時まだ動いておりました。さすがに無抵抗で食われているわけもなくジタバタしていたようだ。たまにヤリ逃げしてしまうオスもいるらしいけれども遅かれ早かれ野垂れ死にするだけだ。どうせなら自分の子孫の卵の糧になった方がましかもしれない。かもしれないけれどもそんな一生はイヤだ。カマキリでなくてよかった。

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写真は14枚あります。

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