新潮文庫「いとみち 三の糸」越谷オサム著読了です。三部作です。出てすぐ買っていたのにずっと今まで放置してましたがやっと読みました。
舞台は青森、ばあちゃん(何言っているのかさっぱり判りません。)譲りのかなりきつい津軽訛りで三味線弾き名手の女子高校生相馬いとがメイド喫茶でアルバイトすることになりいろいろな人とかかわりながら成長して行く高校三年間メイド喫茶でのドタバタや人との衝突、中々進展しない恋、進路問題、受験、卒業、巣立ちまで書かれた作品です。青森を長崎にして思うといろいろと共感できる日本の端っこ地方が抱える問題もちらちらと考えさせられたりもしますけど甘酸っぱい高校生時代を思い出していまうような読んで楽しい作品だと思います。
個人的には、仙台の大学に進んでからのいろのその後も気になるところです。何か別の作品で発表されるかもと期待です。
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