普段の生活で目にしている物がとても大きいように感じてしまう小さな世界からの視点で描いた作品を多く書いておられる佐藤さとるの代表作がコロボックル物語シリーズです。読んだことある人きっといらっしゃると思いますけど私もこのシリーズは全巻読みました。他の作品も読みました。物語の世界にどんどん入ってくような感覚なりわくわくして読んでいました。
北海道で出会ったはち屋とよばれる養蜂家の子供で小学4年生の男の子ヒコと女の子ヒメとコロボックルとの友情物語。二人がコロボックルを知るために繰り返し読んでいるのがコロボックル物語シリーズの4冊、中でも「だれも知らない小さな国」と「豆つぶほどの小さないぬ」はよく登場する。件の物語が世に出て半世紀過ぎてもだれもが読んで知っているから「だれもが知っている小さな国」なのだろう。こういうのをオマージュ作品というのかよくわかりませんけどコロボックルの世界からの話ではなくその存在を秘密として共有している人間界の話というところがこの小説ではないかなと思います。
佐藤さとるのコロボックル物語シリーズ読んだことがない人は、読んでみたくなり、読んだことがある人は読み返したくなる。そんな作品だと思います。
ずいぶん前に電子書籍で購入していろいろな隙間時間に読んで三分の一ほど読んで長い間放置状態だったので残りを一気に読んでしまいました。けっこうこんなことしています。
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