グッドモーニング/最果タヒ(著)詩集

 新潮文庫2017年2月の新刊で若い人向けのライトノベルと呼ばれる分野が多い新潮文庫nexです。しかも詩集です。2008年に中原中也賞を受賞した詩集らしいです。実は私詩歌集けっこう好きです。作者は、1986年生まれの若い女性、22歳の時受賞したことになる。すごいです。

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 詩のことを評価するのは、ものすごく難しい。現代詩には何も形式がなく全てが自由。そもそも言葉にできない感動や想いや何かしらこみあげてくるもやもやとした思いを言葉で吐露して表現するというのが詩の世界だと思う。こんなこと言ってるとだんだんこんがらがって何を言っているのか自分でもわからなくなって来るのでやめます。

 それで件の詩集ですが、若い人の言葉で何も束縛されものがなく形式に囚われずいろいろなことを試しその時の自分のなかから湧き出た言葉で表現されていると感じました。正直よくわからいのですがいろいろな想像を喚起させる力がある作品だと思います。表現が不適切かもしれませんが、ある意味ロックンロールかも。

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